一応、一通り整備したカブ。
慣らしも終わって本格的に走ってみる。
メーター振り切れる。
元々原付(50cc)だからね。
30km/h制限だから、スピードメーターは60km/hまでしか無い。
60km/h以上になると、何キロ出てるのか分からない。
70ccや90ccのカブのメーターを移植するとか、社外品のカブ用メーターを使うのがスマートで良いんだけど、当然の事ながらお金掛る。
お金を掛けずに、なおかつスピードが測れる様に、サイクルメーターをつける。
サイクルメーターっていうのは、自転車用の多機能デジタルメーター。
自転車用なのに原付バイクよりも高速度が測れる所が何とも皮肉だけど、コンパクトで軽量で比較的安価だから、オフロードや原付などのわりと低速なバイクに使うには高価なバイク用メーターを使うよりもコストパフォーマンスは高い。
以前乗ってたトライアルバイクに使ってたサイクルメーター が有るので、それを使えばお金掛らない。
早速取り付け。
カブはフロントサスペンションがボトムリンク式だから、意外にセンサがつけにくい。
というのも、センサをフォークにつけるとサスが動く度にセンサと磁石が離れてしまう(フォークは固定でホイールが動く)。
取り付け位置もよく考えないと、サスが動く度にケーブルも動いて断線する可能性が高くなる。
なるべく動きを少なくする為に、センサはスピードメーターケーブルの根元に固定。
メーター側は右ミラーの取付けを使おうかと思ったら、センサのケーブルが短くて届かない。
TLR(ホンダのトライアルバイク)では、ハンドルバーに問題なく取付けできたのに、意外にもカブだと届かない。
色々考えた結果、レッグカバーの取り付けボルト部分を使う事に。
軽量コンパクトで多機能。
ハンドルバーに固定する仕組みになっているから、φ25mmのアルミ棒を固定して、それにメーターを固定。
ちょっとはみ出るけど、良い取付け位置が無いからやむを得ない。
メーターを樹脂バンドで縛ってるのは盗難防止の為。
メーターは盗難防止の為にベースから取り外せる仕組みになってるんだけど、停める度にいちいちメーターを取り外すの面倒臭いし。
普通のバイクのテレスコピックのフロントサスペンションだと、ホイールとサスペンションのアウターケースが一緒に動くから取付けも融通が利くんだけど、ボトムリンクだとホイールだけ動くから困る。
センサはなるべく動きが少ない所につける。
スポークに取り付けた磁石をセンサが感知して速度と距離を測る仕組み。
タイヤの外周を計算して、メーターに設定する。
走ってみると、スピードメーターとサイクルメーターの速度は大体一致してる。
フルスロットルにすると70km/hくらい。
うーん、それってサイクルメーター必要なのか?(笑)
一応エンジン周りの整備を一通り終えて、実際に走れるのを確認した所で、手を加えたい所をちょっとイジってみます。
アシストグリップ
位置が悪いのと、出っ張るので失敗。
これはなかなか使い勝手良かったです。
力が入れやすい位置で、邪魔にもならない。
ただちょっと問題が有って変更。
純正キャリアの後ろ側の取り付け穴を利用。
ちょっと位置が後ろ過ぎて、車体の取り回し時は良いけど、センタースタンドを掛けたり、車体をどっこいしょって持上げて横移動させる時は力が入れにくい。
あと、「なんじゃコレ?」っていう様なデザインがイマイチ。
シートの交換
かなりヘタってる。
別に普通に乗る分には問題無いんだけど、いくらオッサンが乗るカブでももう少しオサレにしてみたいでしょ。
アウトスタンディングっていうカブ系パーツを扱うショップのミディ・スポーツシート っていう製品。
原付2種登録だから2人乗り出来るんだけど、タンデムシートを付けようとするとキャリアの上に座布団みたいなシートを載せる必要がある。
なんかすごく野暮ったい。
このショップでは一体型のタンデムシートも扱っている。
キャリアに載せるタイプに比べると随分洗練された印象だけど、シートがかなり長くてちょっとイマイチ。
給油の時も大変そうだし、タンデムする頻度を考えるとちょっと微妙。
で、このミディ・シート。
1人乗り用のシートだけど、見た感じでは後ろに乗れない事もなさそう。
タンデムしないにしても、これだけ座面が広いとラインディングポジションにゆとりが出来るから悪くは無い。
ただ、クッションが結構硬め。
柔らか過ぎるのも疲れるけど、これだけ硬いと長時間運転するとお尻痛いかも。
ちなみにこちらのサイトでミディシートでのタンデムについて詳しく書かれていますが 、やっぱり2人乗りはかなり厳しいみたい。
知らない人なら元々こういう物かと思うかも。
シートのヒンジは専用の物が付属する。
動きが渋くなっていて、給油時にシートが勝手に倒れてこない様になってる。
使い込むとどうなるかわかんないけど。
なかなか良いんだけど、座面がリヤサスの上まで伸びているから純正のキャリアは付かない。
そして、秀逸だったアシストグリップVer2も使えなくなった。
アシストグリップを後退させたのは、このシートを使う為。
ちなみに、アシストグリップを高い位置まで上げたのは、タンデムグリップを兼用できないかと思ったから。
でも実際に座ると、グリップが低過ぎて掴めない。
意味が無かった。
取り付け位置も良さそうで、使い勝手良さそう。
右側用、左側用が売ってるけど、両方買っても知れている金額。
苦労して変な物作ってるよりは素直に買った方が良い。
それで、失敗作だったアシストグリップVer1はリヤサスの下側に付けてタンデムステップにする。
ムダにならなくて良かったね。
ちなみにアウトスタンディングにタンデムステップも安く売ってる。
アウトスタンディングの回し者じゃないけど、キャリアやシート、ステップ等、カブ系のアイデア商品がかなりお値打ちに売っていて良い。
安いからショップの対応もそれなりかと思ったらビックリするくらい良かった。
ネットで注文したのが22時くらいだったんだけど、そういう夜間に注文したものは普通翌日の営業時間後、せいぜい10時くらいに発注の確認/手続きのメールが来るもの。
それが夜中の3時に来た(笑)
自動返信メールじゃなくて、ショップの対応のメールが!
注文してから届くまでの時間は、普通のネットショピングに比べて1~2日は早いと思う。
安くて早くて便利。
カブ系イジるならお勧め。
さて、実際に運転してみたカブは、
走らん・・・(´д`lll)
慣らし中で回してないっていうのもあるけど、巡航速度が40km/hって普通の50ccの原付と変わらん。
いや、回せばもっと走るんだろうけど、70km/h程度で苦痛無く巡航出来るかっていうと出来ないと思う。
快適な巡航速度って50km/hかせいぜい60km/hくらいな気がする。
フロント16Tでも低過ぎる?
かといってもっと上げると、ギヤが3速しか無いから繋がりが悪くなる。
車体は余裕がありそうだけど、50ccベースで快適に高速巡航しようっていうのが無理なのか。
カブ90ならかなり良さそうだけど、エンジンが全然別物らしいから、50ccベースで純正90の状態に持っていくのは無理。
シートうんぬん以前に、このパワーと巡航速度ではまともにタンデム出来ん。
ボアアップした影響で圧縮比が上がって、始動時にキックするとクラッチが滑ってしまう事が多々有る。
始動性は悪くないけど、クラッチが滑ると始動出来ない。
スイッチ類はカブ特有の物で慣れが必要。
右手で上下に動かすウインカースイッチが悩む。
自動遠心クラッチは秀逸。
シフトダウンがちょっとやりにくいけど、よく出来たシステムだと思う。
慣らしが終わったら本格的に走ってみて様子を見たいと思います。
追記
始動時にクラッチが滑るのは、圧縮上死点を探ってなかったからでした(ぐっと踏み応えが有る所)。
原付だから適当にキック蹴っていれば始動するだろうと思ってたんですが、構造はビッグシングルと同じなんだから、同じ様に圧縮上死点まで持って行かないといけない。
上死点出してキックすれば、すんなり始動した。
ミディシートは良い感じなんですが、僕が買ったスポーツはシートに若干の段差が有るタイプ。
タンデムをする場合は段差で住み分け?が出来るんだけど、1人で乗る場合はこの段差が邪魔。
せっかく広い座面があるのに、ゆったり座ろうとすると段差の上に乗ってしまったりして使いにくい。
ミディシートを買う場合は、自分の用途を明確にして選定した方が良いです。
とりあえずマフラー。
格好とか音とかじゃなく、まずは抜けを良くする事でパワーにつなげようっていう考え。
いつものアウトスタンディングで安い社外マフラー を購入。
音は静かだけど、重くて抜けが悪い。
これを交換する。
元々口径が小さくて抜けが悪そうだけど、更にカーボンこってりで穴が狭まってる。
50ccならある程度抜けを悪くしないとトルクが細りそうだけど、75ccにアップした分は抜けを良くしないとボアアップも効果薄な気がする。
抜けを良くしたいけど、今更カブで爆音なんて大人気ない。
程々というか、詰まったノーマルよりは抜けが良ければ良いし、カチ上げマフラーっていうのもちょっと子供っぽい。
デザイン的にも古いカブみたいなモナカマフラーは落ち着いた印象で、見ただけでは多分誰も社外マフラーだとは気付かないだろう。
僕の用途には丁度良い。
しかも、4500円という低価格。
これは「買い」でしょ。
純正と似た様なデザインと大きさ、それに鉄製なので、重さは多少軽くなる程度。
ただ、そこはアウトスタンディングの、更にB級品。
些細な事で驚いたり怒ったりしてはいけない。
でもネタ的には面白い。
この値段で、取り付けベースとナットが付属する。
でもワッシャーは無い。
別にナットだけでも取り付け出来るけど、確実に取り付けする為にワッシャーとスプリングワッシャーを自分で用意する。
あと、ナットは13mmのスパナを使うM8のナットが付属する。
普通バイクや車では13mmはほとんど使用されない(工業用では逆に13mmが主流で、12mmや14mmは少ない)。
13mmのレンチが無いと作業出来ないので、その時はノーマルのナットを使えば良いんじゃないかな(ノーマルの取り付けナットが使えるかどうかは未確認です)。
取り付ける際は、焼付き防止剤を塗布しておくのと、締め過ぎに注意。
マフラー側はスタッドボルト(ネジが直接生えてる)だけど、純正品じゃないからスタッドの溶接品質に不安が有る。
締め過ぎると根元から折れるかもしれない。
長く大事に使いたいなら、ヒートガードのビスも一度外して焼付き防止剤を塗ってから戻しておいた方が良い。
純正マフラーのヒートガードも焼付いて外れない。
ヒートガードなど無くても走れるけど、最初に手間を惜しむと後で苦労する。
次に、マフラー裏側のストッパー?が干渉する。
多分サイドスタンドか何かのストッパーじゃないかと思う(何故右に有るのかは不明。ベトナムのカブは右にもスタンドが有るの?)。
それがリヤブレーキのロッドに当たる。
薄い鋼板製だから、ハンマーで叩くか、ペンチでつまんでかわす。
取り付け寸法はまずまず。
取り付け穴の位置がズレて付けられないっていう事は無い。
取り付けは苦労しないけど、キックペダルが若干干渉する。
キックを踏み下ろした後、引っ掛かって戻ってこない(笑)
まぁ始動できるから良いや。
気になるならプラスチックハンマー等で干渉する個所を叩いてへこませると良いんじゃないかな。
でもガスケットもベトナム品質(笑)
普通は厚手の銅ワッシャーを使う。
これはペラペラの石綿みたいなワッシャ。
僕は古いガスケットをそのまま再使用したけど、気になるなら純正部品か相当品を用意した方が確実だと思う。
鉄パイプを潰しただけのちゃちなサイレンサー。
薄い鉄パイプに直接ネジ穴を空けて有るから、取り付けネジを締め過ぎるとナメるので注意が必要。
ここも焼付き防止剤は必須。
マフラー後端の排気口に入れるんだけど、排気口とインナサイレンサーの加工精度が悪いからすんなりと入らない場合が有る。
取り付け/取り外し用に針金が溶接してあるけど、無理すると折れそうなので(特にある程度の期間使用した後では錆びていると思うので)、取り扱いは優しくした方が良いと思う。
実際、インナーサイレンサーだけ別売りしているから、破損させるケースは有るんだと思う。
インナーサイレンサーを付けるとノーマルとほとんど変わらない音量になるから、住宅街でも始動に気を遣うレベルではない。
走行時も気になる音量ではない。
抜けを良くする為に、インナーサイレンサーを外してみる。
爆音というレベルではない。
住宅街の深夜とか早朝とかじゃなければ、特に始動に気を遣うレベルではないんじゃないかと思う。
カブには似つかわしくない図太い排気音になって面白い。
抜けが良くなった影響で、スロットルを戻すとバックファイヤーが起きる。
悪くない音だけど、スロットルを開けると耳障りな高音の音が混じる。
スロットルオフの時やパーシャルな時は耳障りな高音が出ないから、エキパイ付近の強度とか材質とか口径とかそういう問題っぽい。
大人気ないレベルではないと思うので、僕はインナーサイレンサーは外して様子を見てみる。
パワーは出ている様な気はする。
低速でトルクが細って扱いにくいという様な印象も無い。
弾けるサウンドと単気筒らしいパルス感が出て良いかも。
ただ、加速時はそれなりの音量になっている気がする。
色々書いたけど、僕は結構お気に入り。
値段は安いし、音も抜けも良いし、デザインも悪くない。
雨天走行が多いと錆びるかもしれないけど、僕は雨の日に乗るつもりないし、屋内保管だから問題ないと思う。
B級品にする程悪い製品ではないと思うけど(買う側からすれば有難いけど)、それは使う人の主観によるのかな。
多少の不具合は気にならないという人には良いと思う。
追記
アイドリング時やアクセル開度が少ない時は良いけど、大きく開けると「ブビブベベェー!」って感じの結構大きくて耳障りな排気音がする。
原付だとパワーに余裕が無いから全開に近い使い方をするので、常時耳障り。
もう少し心地良い排気音なら良いんだけど、小排気量だし、安物だし、仕方ないのかも。
エンジンとスプロケットは良いとして、高速寄りのギヤ比にすれば当然アンダーパワーになる。
ギヤ比が良くてもパワーが無ければ走れないし、2速と3速の離れたギヤもより扱い難くなる。
もう少しパワーアップ出来ないものかって考えてみる。
とりあえず、レッグカバーを替える。
レッグカバーって、カブ独特の白くてデカい足の前に有る風除けカバー。
あれを外して空気抵抗を低減させよう。
っていう意味ではなく、僕は野暮ったくてデカいノーマルのカバーはカブらしくて良いから使い続けるつもりだったんだけど、吸気系を触る時にあのカバーを毎回外さないといけない。
結構面倒くさい。
外したままにしておいても良いんだけど、フレームや配線がむき出しっていうのもちょっと何なので、コンパクトな社外のカバーを取り付けようっていう考え。
お馴染みのカブのレッグカバー(パーツリストではフロントカバー)。
カブらしくて良いんだけど、整備性の面では良くない(一応燃料コックやスパークプラグ部分は穴が空いてるけど)。
シートを買ったアウトスタンディング で購入。
1300円。
この値段が決め手。
安いから、フレームむき出しにするくらいなら買っても良いかなって。
ただ、品質はベトナム品質(笑)
まず、適合車種の製品を買ったはずなのに取り付け穴が合わない。
後端が当たるのと、前が若干合わない。
後端をカッターで削って、前は少し前方に長穴にした方が良い。
結構柔らかめなプラスチックだから、カッタナイフで切れる。
あと、白色が微妙に安っぽい。
白の方が目立たないかなって思ったけど、浮いて逆に目立つ。
それならいっそ黒の方が良かったかも。
プラスチックもFRPやABSといった強度のある材質ではなく、時間が経つと劣化して割れそうな感じがする。
それでもまぁ1300円だからね。
吸気系をイジって落ち着いたら、ノーマルに戻すかもしれないし。
今回は、このカバーと、後述するマフラーを一緒に買ったんだけど、どちらも超安い。
安くて、それなりの品質(笑)
ロクな工具も知識も技術も無い素人や初心者には向いてないと思うし、ショップに取り付けを依頼するとせっかく安く買っても意味が無い。
反面、有る程度の不具合は自分で何とか出来るから問題ないっていう人には凄く良いと思う。
こういうショップは日本ではあまり見受けられないから(性格を理解していないとクレームが殺到するから)。
商品の発送は相変わらず超早い。
注文した翌日に届いた。
誰にでもはお勧めしないけど、その辺りが分かる人にはお勧め。
商品を購入すると、オマケでショップのステッカーが1つ付いてくる。
厚手のクッション地の、わりとお金掛かってそうなステッカー。
安くてお勧めだからステッカー貼っておいた。
おまけ
インジェクションになったプレスカブ(50cc)を運転させてもらった。
上まで綺麗に回るけど、全然走らない。
60km/hで完全に頭打ち状態。
それに比べたら、僕のカブの現状はかなり高速になったと思う。
それが実用的な速さかどうかは別として(笑)
暑いです(´д`lll)
すごく蒸し暑いです。
とても屋外で作業する気になれません。
でも、とりあえずあまりにも走らないカブを何とかしてみます。
もうちょっと何とかならないものかと考えてフロントのスプロケットをもう1つ上げる事に。
知り合いの知り合いの話では、マグナ50に17Tを付けたらしい。
エンジンは同類だから、カブにも付くんじゃね?って事で、16T→17T化。
ドリブンスプロケット(リヤ)を小さくした方が良いんだけど、プレスカブは普通のカブとはリヤハブが異なって、スプロケットも違うから高価で入手しにくい。
とりあえずフロントを出来るだけ大きくするのが安くて手っ取り早い。
さすがに17Tは何処でもは売ってないけど、探せば出てくる。
とても安いショップを見つけたので、そこで買ってみる。
素晴らしきネット社会。
送料、代引き手数料含めて1080円。安い。
ショップ Modernworks
届いたスプロケットはのっぺりしていて何の変哲も無いギヤ。
まぁドリブンじゃないしカバーで見えないから、凝った肉抜きして高価になるくらいならノッペリで良いや。
取り付けてみると、ケースギリギリ。
でも何とか収まった。
さすがに17Tまで大きくすると、クランクケースとのクリアランスがギリギリ(標準13T)。
手で回した感じでは当たることは無いけど、チェーンが伸びると当たるかも。
チェーンの張りを調整して、カバーを戻し、ちょっとばかり試運転してみようかなって思ったら動かない。
ギヤをニュートラルにしても、タイヤがロックして動かない。
どこかで引っ掛かってる。
ホイールを前後に動かしながら良く見てみると、どうもカバーの内側ととスプロケットが干渉しているみたい。
多分、スプロケット付近の円形の出っ張りで圧迫するんだと予想。
16Tでは当たらなかったんだけどなぁ。
スプロケットの横ズレをある程度防止する役割をしているのかもしれないけど、こんな物で防止しなきゃいけない状況なら別の問題が有るからだろうし、この出っ張りに当たった形跡も無いから多分無くても大丈夫じゃないかな。
だから、この出っ張りを取ってしまおう。
リューターで切削しようかと思ったけど、面倒くさいからホールソー(ノコギリを円形にした様な大径の穴を空ける道具)で穴を空けた。
それほど大きな穴じゃないから足が巻き込まれる様な危険もないだろうし、スプロケットや固定ボルトの状況がカバーを外さなくても見えるというのは逆に都合が良い。
出っ張りの大きさはφ35mmくらいだから、φ40のホールソーで穴を空ける。
2ヶ所出っ張りが残るけど、リューターでならしておく。
加工したカバーを取り付け。
さぁ、今度こそ試運転・・・て思ったら、まだ当たる。
っていうか全然状況が変わってない。
何で?って思ったら、カバー内の違う所が当たってた。
カバー内の2本縦に入っているリブが当たる(削ってある個所)。
なるほど、16Tではギリギリかわしていたんだ。
それが17Tでは完全に当たってしまう。
当たる部分をグラインダーで削る。
強度が必要だからリブが入ってるんだろうから削ってしまうのはちょっと心配だけど、まぁカバーだからそこまで神経質にならなくても大丈夫かもしれない。
今度は当たらない。
見当違いで穴を空けちゃったけど、穴から覗いたから当たる個所が分かったんだし、ムダじゃないよね?
いや、ほら、スプロケット見えるから、整備に便利だよ?
大き目のスプロケットの販売に際しての注意書きに、車種によっては干渉する恐れがあります。とか、加工が必要な場合が有ります。って書いてあるけど、何処が干渉するのかは書いてないから困る。
試運転してみると、加速は明らかに遅くなる。
でも元々1速が低過ぎるから発進直後に2速にチェンジしていたし、2速も低めだったから、荷物満載だとか大人で2人乗りという状況でなければ1速2速が伸びて逆に扱いやすい。
問題の高速巡航は、劇的に向上した様な印象は受けないけど、16Tと比較して10km/hほど上乗せした様な印象。
ただ、2速から3速のギヤのつながりが悪化する。普通のカブはギヤが3速しかなく、1、2速は加速用、3速はクルージング用という性格の様で、2速と3速の間がかなり離れている。
だから、2速から3速にチェンジした時に加速が鈍る。
STOP&GOを頻繁に繰り返す新聞配達や郵便配達では多段速ギヤだとギヤチェンジが頻繁になって使い勝手が悪いだろうけど、普段乗りには2速3速の間にもう1速欲しい。
もしくは、ギヤ比を補うパワーか。
とりあえずもう少し慣らしてから、どれだけ走るかブン回してみます。