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プリズムの瞳 / 菅弘江



プリズムの瞳/菅 浩江
¥1,995
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★★★★☆

かつてはロボット研究が生み出した最先端機種として、期待を集めていた人型ロボット「ピイ・シリーズ」。しかし、現在では「残存種」と呼ばれ、絵を描くだけの無用の存在として各地を放浪していた。恋人との仲に悩む女性、周囲にとけ込めない中年男性、人生を見失った青年―ピイと出会った人々は、姿だけを同じくするロボットの瞳に何を見いだすのか。感情を持たないピイ、そして永遠の時を過ごす少女。かれらとの対話を通して揺らぐ人々のこころを柔らかに描き出す、すぐそこの未来の、希望と祈りに満ちたSF連作短編集



レビュー

先日読んだ著者の作品が面白かったので、他にも探して読んでみたのがコレ。

少し前の作品ですが、面白かった。

カバーイラストがシュガーピンクな感じでファンタジックな印象を受けるけど、内容はそこまでファンタジーじゃない。

便利で高性能なはずのロボットが、高性能が故に人間によって排他されていく様が妙にリアルで興味深い。

文明が高度になるほど、人間のエゴが浮き彫りにされていくような。

そんな人間の負の部分を描きつつも、ロボットと人の行く末を展開させて読後感は悪くない。

語り口調で書かれているのは誰の言葉なのか?

ロボットに寄り添う少女は何者なのか?

フィー・シリーズは、そしてプロトタイプはどうなったのか?・・・


SFと言うとハードでサイバネティックなイメージを思い浮かべるんだけど、著者の作品は近未来を舞台に人の心とか思いを描くのが特徴的で面白い。





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レビュー | 21:33:16 | トラックバック(0) | コメント(0)
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